新潟市は、音楽文化会館の大規模改修を計画している。2024年2月中ごろまでに設計をまとめ、工事は24~25年度の2カ年で実施する。
施工者の選定は来年度となる見込みで、工事完了時期は実施設計の成果をみて判断する。改修中は休館する計画となっている。
音楽文化会館は1976年11月に開館した。築後45年、前回改修から22年が経過している。今回の大規模改修では、内装、音響舞台設備や電気設備・空調設備などを予定する。
施設はRC造5階建て、延べ床面積6462・3 ㎡、建築面積1668・66㎡。クラシックコンサートを主体とする多目的ホールで、大・中・小の練習室13室と、日頃の練習の成果を発表する場としてのホールを備える。大ホールの客席収容人数530人。所在地は、中央区一番堀通町3番地2地内。
2000年の建物・設備改修では、会館へのアクセス変更のため正面玄関の改修、耐震化、搬出入用エレベーターの設置、バリアフリー化などを実施した。19年には、外壁改修、冷温水発生機の入れ替えなどの空調改修を行っている。
改修の実施設計は、施設設計者である岡田新一設計事務所(東京都)に10日、特命随契で委託した。
【写真=音楽文化会館】