西毛広域幹線道路や碓氷川の河川整備などについて「着実に事業進捗を図っていきたい」と話す川端所長は前橋市出身。県立中央高校(現・中央中等教育学校)、芝浦工業大学土木工学科を卒業し、県庁に入庁した。
就職活動では「ゼネコンに就職するか、地元に戻るか非常に悩んだ」という。教授には「県庁に採用されなかったら、ゼネコンに提出する推薦状の作成をお願いしたい」と話していたが、県庁職員採用試験を受験し採用された。
現在は前橋市内で奥さまと2人暮らし。子どもは長女と長男の2人。県外で生活する長女はことし4月に就職。県外の大学に通学する長男は大学4年生で、ひとり暮らしをしている。
結婚27年目を迎える奥さまについては「好きなことを自由にさせてもらっている。理解のある妻で助かっている」と愛妻家の一面も見せる。お酒は週1日の休肝日を除き自宅で缶ビールなどを飲んでいるという。2人の子どもが自宅を離れてからは、お酒を飲むことが余りなかった奥さまも「晩酌に付き合うようになった」と驚く。現在喫煙中のたばこについては禁煙にも取り組んだが「3カ月で挫折した」と話す。
趣味はフライフィッシング。3月の第1週目から9月末まで週末は川に行っている。春先は桐生市の渡良瀬川、ゴールデンウィーク明けからは利根・沼田方面まで足を延ばす。2022年は所属の部下と「毎週のように一緒に釣りに出掛けていた」と話し「群馬建設新聞のラウンジというコーナーに掲載された写真は、実は部下に撮らされたもの」と笑顔を見せる。
最近の悩みは長女の就職を機に千葉県鴨川市小湊に家族旅行に行ったときに「海の幸がおいしく、たらふく食べたことで体重が3㎏増えたこと」だという。
思い出に残っている仕事は数多くあるが、倉渕ダム建設事務所で筆頭係員として携わったダム建設に伴う「付け替え道路整備を担当したこと」が印象深いと話す。「道路の供用開始に向け、いかに効率的に整備を進めるか、という大命題について、若い係員みんなで考えた」と振り返る。
建設業界には「県民の暮らしを守り、明るい未来を創るパートナーとして、しっかりと連携していきたい」と述べた。