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茨城県水戸市

25年度着工へ準備(千波公園拠点整備)/新拠点・長寿命化に7.2億

2023/05/18 日本工業経済新聞(茨城版)

 水戸市が2023年度に取り組む主な公園・緑地整備事業をまとめた。事業費には全体で7億2600万円を予算化。市では初となるPark―PFIを活用した千波公園(黄門像広場周辺地区)拠点整備では、大和リース・アダストリアグループと基本協定を締結。25年度の着工に向けて準備を進めていく。公園整備と合わせてレイクサイド跡地では、トイレや駐車場整備を進める。東部公園のサッカー場整備では、1面分の暫定供用へ人工芝化やトイレ新設を行う。

【千波公園(黄門像広場周辺地区)拠点整備】

 黄門像広場周辺地区(約1万7000㎡)でカフェ・レストランや多目的コートなどの整備を進める。22年1月に大和リース・アダストリアグループ(代表法人=大和リース、構成企業=アダストリア、横須賀満夫建築設計事務所)と基本協定を締結した。

 23年度には実施協定に締結に向けた調整を進めるとともに、設計の中で詳細をまとめていく。順調に進めば25年度から工事に取り掛かる。

【レイクサイド跡地整備】

 千波公園のP―PFI事業に合わせて、レイクサイドボウル跡地(1・2ha)では、トイレおよび駐車場整備を進める。当初予算では事業費に3億1300万円を予算化した。トイレは建築・電気・機械設備の3分離で8~9月に発注予定。

 駐車場整備にあたっては、敷地内の料理店「とう粋庵」側の交差点整備や外灯などの電気工事を実施する。いずれも近く一般競争での発注を予定している。

【東部公園スポレクゾーンサッカー場整備】

 23年度の暫定供用に向けて、トイレ新設やグラウンド1面の人工芝化に取り組む。トイレは建築・電気・機械設備の3分離で施工。グラウンド整備については、仕様などを検討しており、秋ごろの公告を予定している。事業費には総額2億4000万円を措置した。

 今後の計画では、24~25年度にメインとなるトイレや管理棟の建設、26年度には残るグラウンド1面の整備を想定する。

【植物公園第2期再整備】

 植物公園(小吹町504)の魅力向上に向けて、民間活用も視野に入れた再整備を計画。基本計画を3月末までにまとめ、24~25年度には基本・実施設計、26年度の工事着手を見込んでいる。本年度には、管理棟事務所(RC造平屋、783㎡)の改修工事を行う。

 また近隣の宮脇池では、散策路整備として北側の延長320mで舗装工を実施する。近く設計を委託し、工事は10月以降に取り掛かる。

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