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【古河市】23年度設計施工着手/3ha敷地に物流施設新築

2023/05/20 日本工業経済新聞(茨城版)

 物流不動産の所有・運営・開発のプロロジス(日本本社・千代田区丸の内2-7-3)は、プロロジスパーク古河4(北利根地内)の東から南側にかけて倉庫を新築する。プロロジス古河プロジェクトとして、プロロジスパーク古河5・6・7(以下、古河5・6・7)の物流施設3棟を計画。古河6は、23年度に設計と工事に着手。すでに用地は取得済みで、敷地面積は3万㎡。BTS型倉庫を予定しているため、入居希望者の要望を聞いて契約し、詳細設計に反映させていく。また、古河7については、約4万3000㎡の用地取得済みで、今後入居者受付を進めていく。

 古河5では、新築工事が進んでいる。設計施工は清水建設が一括で担当。設計では昭和設計・BFコンサルDR・監理監修JVが監修を務めた。建設予定地が古河4の北東に位置し、敷地面積は約3万2000㎡。工期は24年4月30日までとしている。

 敷地内には、特別高圧受変電設備を新築。地盤面から6mの高さに基礎を設置した災害対策を備え、2000kW以上の電力供給を許容でき、安定供給が可能となる。受変電設備により、冷凍冷蔵倉庫、大規模なマテハンや自動倉庫の導入など、大量に電気を使用する用途にも対応可能となっている。

 同社では、プロロジス古河プロジェクトをフェーズ1とフェーズ2としている。フェーズ1では古河1・2・3の物流施設3棟を整備済みで、合計の敷地面積は約10万6000㎡。古河4・5・6・7がフェーズ2となり、合計で17万3000㎡。フェーズ2が完了することで27万9000㎡の物流施設群が完成する予定だ。また、災害拠点機能を地域に貢献するため、古河市との防災協定締結を検討する。

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 新築計画が進む一方、マルチテナント型物流施設のプロロジスパーク古河4の竣工式が18日、開催された。山田CEOをはじめ、施工を担当したフジタ(渋谷区)の奥村洋治代表取締役社長、針谷力古河市長などが参加。神事、内覧会、竣工披露パーティーを行い、施設完成を祝った。

 パーティーにて山田会長が「竣工に当たり多くの関係企業が協力していただき大変感謝している。施設が地域の貢献となることを願いたい」とあいさつ。奥村社長は「今回が3回目の引き渡しで長く取引させていただいている。古河市の発展と、企業の発展に寄与できるものと考えている」と話した。

 プロロジスパーク古河4(北利根地内)の敷地面積は6万8129・87㎡。構造規模がRC造(一部S造)で、延べ床面積12万3266㎡を有する。防水壁の設置や、非常用電源の設置により災害時の拠点機能を備えている。施設の設計は梓設計(大田区)が担当した。

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