柏崎市は、道の駅「風の丘米山」の再整備へ公募型プロポーザル方式で基本設計者の選定を行った結果、グリーンシグマ(新潟市西区)を最優秀提案者に決定した。同業務では、測量、地質調査、土木・建築施設等の基本設計を行う。履行期間は2024年3月20日まで。
市では、青海川地内にある道の駅「風の丘米山」の賑わいを取り戻すため、国道8号を挟んで隣接する日本海フィッシャーマンズケープの一部を道の駅に編入し、道の駅施設および商業施設などの再整備を計画。
同者の提案では、地域の特性や地形的な条件への理解度が極めて高いこと、特性を生かすための一歩踏み込んだ工夫が見られることなどが高い評価を受けた。
基本設計以降の道の駅施設の整備は柏崎市、商業施設は民間事業で行われ、再整備に向けて22年6月に市は日本海フィッシャーマンズケープを運営するニッカイ米山および親会社のエムアンドケイと基本協定を締結している。24年度から実施設計、25年度に整備工事に着手し、27年度中の開業を予定する。
基本条件としてフィッシャーマンズケープのある8号側では、西側(現鮮魚センター側)に駐車場、東側(現キーウエスト側)に道の駅施設、商業施設および駐車場を配置。道の駅施設は450㎡程度とし、トイレ、情報発信、キッズスペース、休憩コーナー等の機能を設ける。商業施設は2階建て、900㎡程度を想定。駐車場は隣接する公共駐車場40区画の活用を含め140区画程度を検討する。
また現在の風の丘米山には300㎡程度の道の駅施設としてトイレや情報発信、防災倉庫、管理スペース機能を整備するほか、5000㎡程度の芝生広場、展望デッキ、柏崎コレクションビレッジとの動線などを設ける。
なおプロポーザルには同者を含めて3者が参加し、次点の優秀提案者はエーシーエ設計上越支店(上越市)だった。