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創立50周年記念へ準備/アスファルト合材協会が本年度の通常総会開く

2023/05/24 新潟建設新聞

 新潟県アスファルト合材協会(海野正美会長、31工場・11社)の第50回通常総会が22日、新潟市中央区の新潟グランドホテルで開かれ、本年度の事業計画・収支予算などを承認した。来年3月で協会創立50周年を迎えることから、年度内に記念事業の準備を進める。また、総会後には4年ぶりとなる記念講演会および意見交換会(懇談会)も開かれた。

 冒頭あいさつで海野会長は「私どもを取り巻く事業環境は、工事量の減少による合材製造数量の長期減少傾向と資材価格・輸送コストの上昇に加え、今後の電力値上げなど複雑化する要因が絡んで会員各社にとっては厳しい状況が続いている」としながら「いかなる環境にあってもアスファルト混合物の安定供給と良好な品質管理は失することができない事業継続の根幹」と強調。協会として本年度も業務企画、品質管理、安全環境の各委員会活動の充実を図り「会員・各工場への支援につなげていきたい」との考えを示した。さらに建設経済動向調査委員会の一員として「資材価格を積算単価に適正に反映させるため、調査機関との情報交換を行い、発注元には適時適格な情報提供に努める」とし、工場においても「適正な価格転嫁につながる対応をお願いしたい」と要請した。

 本年度の事業計画では、合材生産量調査や各種研修会、合材工場安全衛生環境パトロールの実施、「土曜閉所による連続休日取得」の推進活動などを行う。会員工場に毎月第2、第4土曜日を閉所日とする連続休日取得推進活動の2022年度実施状況によると、昨年度は19工場で61%まで増加している。


【写真=海野会長。本年度の事業計画や予算を決めた】

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