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群馬県渋川土木事務所

県渋川土木 丸山所長就任インタビュー

2023/05/24 群馬建設新聞

就任にあたり「管轄地域のインフラ整備や防災対策の他、施設の維持修繕や管理など、その重責を改めて感じている」と話し、「その重責を全うするためには、職員一丸となって取り組むことが大事であり、管内市町村との連携も重要」と抱負を述べた。

本年度は、防災インフラ整備として県道南新井前橋線(4期工区)バイパス整備や尻谷沢土石流対策などが予定されている他、歩行者・自転車の安全な移動空間整備では、都市計画道路渋川高崎線(街中工区)歩道整備や、国道353号(北牧工区)歩道整備などが計画されており、こうした事業に対して「県土整備プランに基づき、確実に進める」と意気込む。

これまで担当した業務は全てが思い出深いという。その中でも、2007年度から4年間在籍した特定ダム対策課で携わった、八ッ場ダムに係る利根川・荒川水源地域対策基金では「水没関係地域の地域振興や生活再建に係る各種施策の執行に帆走した」と当時を振り返る。「在籍当時、見直し中であった基金事業の全体計画策定や下流都県との協議、資料を徹夜作業で作成して国交省と協議をしたこと、また、生活再建の一環として1988~89年度に県で掘削し成功した川原湯温泉の新源泉などの温泉権利を県議会の議決を経て長野原町へ無償譲渡したことなど、県土整備部の技術職員として、他の所属では絶対経験できない濃くて重い業務に携わることができた」と話した。

今後を担う若手職員に対してアドバイスを求めると「技術的な知見を広げ、何事にも積極的にチャレンジして欲しい」と言葉を贈る。一方で「仕事一筋では人生うまくいかない。プライベ-トが充実することで仕事のモチベ-ションも上がってくる」と付け加えた。

建設業界へは「渋川北群馬地域の安全・安全を担っていただいており、それに加え豚熱や鳥インルエンザの防疫対応にもお世話になり本当に頭が下がる思い。これからも組織力・機動力を生かした対応をお願いしたい」と協力を求めた。

気分転換として楽しむのが自転車だという。「数年前に体調を崩してから思うように行動できていないが、利根川サイクリングロードのポタリングを復活させたい」と話す。「契約検査課の某M課長には、その昔大変お世話になり、道の駅よしおか温泉から埼玉県熊谷市までサクリングロ-ドを下り、妻沼聖天山の名物『妻沼いなり』を食べて帰ってくるというシンプルかつ地獄のライドを強行させられた」らしく「今は絶対無理!」と笑って話した。

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