信濃川下流河川事務所は22日、２０２３年度関屋モリ上げ隊の結成式を開いた。工事受発注者の若手技術者で構成するチームで、今回で７年目の取り組み。本年度は同事務所流域治水課の高田馨氏が隊長を務める。発注者の同事務所から11人、工事・業務の受注者から12人の計23人体制で、アドバイザーも４人配置。例年の倍近い構成人数で23年度の活動に取り組む。

　同事務所の北沢茂樹副所長は「若い技術者の確保と育成に向け、自由な発想で取り組んでほしい。今年から発注側も含めガラッとメンバーが変わった。これまでの活動にとらわれず、積極的にアイデアを出してもらいたい」と呼び掛けた。

　高田隊長は「若い自分たちが活発に行動し、そのエネルギーを地域に波及させていきたい。今年１年を盛り上げていこう」とあいさつ。

　同事務所関矢出張所の小越千春所長は「横のつながりを生かし、多様なものごとにチャレンジしてほしい」と期待を込めた。

　本年度の主な活動予定では、22年度に実施し好評だった学校での出前講座のほか、現場に学生を招く現場紹介、親子や学生向けの資料館イベントを予定。アドバイザーの小柳建設と協力し、建設ＤＸ勉強会も予定する。直近では27日に青山地区の花文字花壇づくりに参加する。

　アドバイザーも含め、23年度関屋モリ上げ隊のメンバーには、発注者側から隊長の高田氏を含め13人、受注者側は副隊長の長谷川愛氏（小柳建設）をはじめとする14人が参加している。