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三次元測量は入札で/史跡甲府城跡の整備事業

2023/05/26 山梨建設新聞

 県は、史跡甲府城跡整備事業を進める。本年度は石垣の三次元測量や愛宕山石切場の発掘調査等のほか、検討委員会を開催する。事業費には本年度当初予算に1437万9000円を計上している。石垣の三次元測量は入札を執行して業務を進める予定で、現在準備中の段階という。

 このうちの石垣の三次元測量は、3カ年計画の2年目として本年度に進める。自然災害の発生によって石垣が崩れた場合、石垣の形状などを把握するための立面図をつくって記録しておくもの。

 測量業務を実施する場所は固まっており、詳細を検討し本年度中に入札を執行して着手する考えだ。

 愛宕山石切場跡の発掘調査等は、文化的な価値があることから発掘調査が実施されている。先々は一般公開するに当たって、過去にどのような扱いで使用されていたのかなどを調査研究する。

 検討委員会については、第4回目の委員会が甲府市で15日に開催された。会の主な議題としては、内堀エリアを対象とした整備の実施に当たって、基本設計の作成について委員から意見を求めたという。

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