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栃木県宇都宮市

宇都宮市、東横田清掃工場を解体、工事3カ年、9~10月に発注手続き

2023/05/26 栃木建設新聞

 宇都宮市は、東横田清掃工場(東横田町)の解体を計画している。工事は2025年度までの3カ年で実施。9~10月ごろ総合評価落札方式の入札手続きを進め、12月議会に請負契約締結の承認を諮って着工する方針。23年度予算に限度額9億2089万円の債務負担行為を設定した。JV工事になる見通し。

 東横田清掃工場は、し尿と浄化槽汚泥を処理していた施設。敷地面積は約4万平方m。1982年から84年に総工費30億円を投じて建設された。当初の処理能力は1日280㎞㍑。

 公共下水道整備の進捗や人口の伸び悩みによって処理量が減少し、施設も老朽化していた。し尿・浄化槽汚泥を下水汚泥と一体的に処理する川田水再生センターの新施設稼働に伴い22年3月に閉鎖した。

 主要施設の水処理棟(RC造地下1階地上2階建て延べ約4100平方m)、汚泥処理棟(RC造地下1階地上2階建て延べ約1300平方m)、管理棟(RC造2階建て延べ約1000平方m)、投入棟(RC造地下1階地上1階建て延べ約500平方m)など大小16棟、延べ8295平方mを解体する予定。

 市は22年度に解体設計を池澤設計に委託。21年度には南側の汚泥乾燥焼却施設(S造2階建て延べ約800平方m)の煙突を先行して解体している。

 敷地の一部は借地。宇都宮環状道路に近く、工事期間中に跡地利用を検討していく。

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