国土交通省は水道整備・管理行政移管準備チームの設置式を23日に行い、2024年4月の移管に向けて動き出した。チーム長は髙橋謙司大臣官房総括審議官が務める。
設置式で藤井直樹事務次官が訓示を行い「国交省が取り組んできた下水道などのインフラ整備・管理に関する知見や地方整備局などの現場力・技術力を活用し、水道整備・管理行政に関するパフォーマンスの一層の向上が求められている」とし、「厚生労働省の水道課長と環境省の水環境課長のオブザーバー参加も得ながら水管理・国土保全局下水道部を中心に、官房各課の強力の下、24年度予算や組織・定員要求も含めしっかりと対応を」と求めた。
チーム長の髙橋総括審議官は「水道は日常生活に必要不可欠な重要インフラ。24年度から国交省が適切に水道整備・管理行政に取り組めるよう体制づくりと円滑な移管を実現することが使命」と語り、「移管へ向けた準備にしっかり取り組んでいきたい」と決意を表した。