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栃木県道路保全課

県道路保全課、新規は天満橋側道橋の修繕設計、31億円で橋梁補修や土砂対策など

2023/05/31 栃木建設新聞

 県道路保全課は、2023年度の国庫補助と交付金事業の主要箇所をまとめた。全体事業費は31億1500万円。国庫補助は道路メンテナンスに基づく橋梁や歩道橋など道路付帯施設の点検・修繕、土砂災害対策で事業費が22億7000万円。新規に天満橋側道橋修繕設計を実施する。交付金事業費は8億4500万円。除雪や道路アンダーなど冠水対策、道路防災、照明・情報板更新、自転車通行環境整備を実施する。

 橋梁補修は予防保全型インフラメンテナンスへの転換に向けた老朽化対策。12月補正予算と併せ大幅な進捗を図り、2巡目点検を完了し3巡目点検に入っていく。補修工事は断面修復や伸縮装置の更新、桁の再塗装、ひび割れ補修など。歩道橋は再塗装を主体に延命化を図る。

 宇都宮市の主要地方道藤原宇都宮線が東北自動車道を跨ぐ上小倉橋(橋長55・8m)は下部工を補修し橋面を防水。上小倉橋は1972年架設の4径間RC中空床版。法定点検では3判定。

 鹿沼市の主要地方道鹿沼足尾線天満橋側道橋(橋長90・4m、思川)は、78年架設の4径間鋼Ⅰ桁橋。補修設計を委託し工法を検討、24年度以降の対策に備える。法定点検では3判定。

 日光市の国道122号旧道の神子内橋(橋長46・8m、神子内川)は、34年架設の3径間RCラーメン橋。法定点検では3判定で橋梁を撤去する。

 芳賀町の一般県道石末真岡線開運橋(橋長36m、野元川)は、66年架設の2径間PC中空床版。法定点検では2判定で、工事は塗装塗り替え。

 栃木市の主要地方道栃木藤岡線藤岡大橋(橋長235・1m、渡良瀬川)は、72年架設の5径間鋼箱桁。法定点検では3判定。工事は伸縮装置を交換する。

 塩谷町の一般県道東古屋上寺島線元古屋橋(橋長61m、西荒川)は、65年架設の鋼アーチ橋。法定点検では2判定で、工事は橋面防水や舗装工を実施する。

 那須塩原市の国道400号鞍下橋(橋長48m、箒川)は、78年架設の鋼Ⅰ桁。法定点検では3判定となり、塗装の塗り替えを実施する。

 足利市では一般県道佐野太田線川崎橋(橋長389m、渡良瀬川)を継続で施工。80年架設の7径間鋼Ⅰ桁で、法定点検では2判定。工事は塗装塗り替えを実施。

 トンネル補修は那須塩原市の一般県道中塩原板室那須線板室洞門で頂版目地防水対策を実施。竣工は95年度、トンネル長が270m。

 歩道橋の補修は、栃木市の主要地方道栃木粕尾線野中町(延長46・4m)で塗装塗り替えを実施。79年竣工で法定点検は2判定。

 土砂災害対策では、鹿沼市の主要地方道鹿沼足尾線上粕尾が用地測量を進めブロック積工を施工。事業延長は80m。日光市の国道122号足尾(砂畑・神子内)で落石防護柵を200m施工する。

 矢板市の一般県道県民の森矢板線長井は落石防止網工を施工するほか、24年度の施工を視野に詳細設計を実施する。事業延長は82m。大田原市の主要地方道大子那須線南方は用地補償と吹き付け法枠工。事業延長が150・7m。

 主要地方道那須黒羽茂木線は那珂川町富山と那須烏山市小原沢で、吹き付け法枠、もたれ式擁壁工を延べ124・7m施工する。足利市の一般県道松田大月線松田町の落石防護柵は20mを施工する。

 交付金事業のうち除雪は、日光と大田原土木管内が対象。大田原では除雪グレーダーを更新する。

 道路アンダーの冠水対策は、宇都宮市の宮環・国道121号宮の内アンダー(延長739・8m)が電気設備を更新し地上化を実施。さくら市の国道293号氏家アンダー(延長272m)は発電機を更新する。下野市の主要地方道羽生田上蒲生線大山アンダー(延長440・5m)はポンプ室や調整池の詳細設計を進める。

 道路防災は鹿沼市の主要地方道鹿沼足尾線柏木でグラウンドアンカー50m。日光市の一般県道栗山舘岩線湯西川は500mの軽量盛土工で道路幅を確保する。茂木町の国道123号茂木は法面を安定させるロックボルト工で、47mを施工し完了する。

 トンネルの照明更新は日光市の主要地方道川俣温泉川治線葛老トンネルなど。情報板は宇都宮市野沢町の国道119号などを更新する。

 自転車通行帯サイクルツーリズムの環境整備は、コースの固まった県西モデルルートを対象に矢羽根などの路面表示を継続する。

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