新潟県測量設計業協会(山岸陽一会長、会員数104社)の2023年度定時総会が5月31日、新潟市中央区の新潟東映ホテルで開かれ、本年度の事業計画などが報告された。本年度は協会創立60周年を迎えるため、協会のさらなる発展に向けて10月に記念事業を行う予定だ。
冒頭あいさつで山岸会長は、昨年8月の県北豪雨災害では災害応援協定に基づく出動要請を受けて、地元のほか県内全域から約70社が被災現場に駆け付けたことを紹介。「協会を挙げて一刻も早い復旧・復興に向けて災害復旧業務に取り組んだ」と述べ、会員企業の迅速かつ献身的な対応に感謝と敬意を表した上で「今後とも災害復旧業務の迅速・的確な対応ができるよう研修会の開催や体制整備に取り組んでまいりたい」と協力を求めた。
また、協会として発注機関との意見交換等を通じて着実な公共予算の執行と安定した業務量確保を求めることや、DXに対応した技術向上研修会、土木出張PRの合同開催といったPR活動の充実、若手技術者の育成強化を図る考えを示した。
本年度の事業計画では、測量設計に関する技術力向上を目指した研修会・講習会の開催をはじめ、地籍調査事業実施の推進、関係機関への要望と意見交換、インターンシップ等による高校生の受け入れ、調査・研究活動などを行う。創立60周年記念事業では、記念式典、記念講演、祝賀会を開くほか、記念誌を発行する。
総会終了後には役員功労者として長測取締役会長の吉澤隆氏が表彰されたほか、12社の17人に永年勤続者表彰が贈られた。
【写真=山岸会長。本年度の事業計画などが報告された】