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全面開通へ気持ち一つに 23年度日沿道新潟地区期成同盟会を開催

2023/06/05 新潟建設新聞

 日本海沿岸東北自動車道建設促進新潟地区期成同盟会(会長=高橋邦芳村上市長)は5月30日、ANAクラウンプラザホテルで本年度の総会を開催した。2022年度の事業報告や収支決算、23年度の事業計画、収支予算など5議案について審議し、いずれも原案通り承認された。

 冒頭、高橋会長は「今回のゴールデンウイークも非常に人の動きが大きかった。まさに経済活動、交流人口、関係人口が大きく動き出す局面にいよいよ入ってきたと思っている。そうした中、道路ネットワークの果たす役割は大きい」と見解を述べるとともに「皆さんと気持ちを一つにし、一刻も早い朝日温海道路の全面供用開始に向けて取り組みを進めさせていただきたい」と一層の協力を呼び掛けた。

 また、名誉会長の花角英世県知事の代理としてあいさつに立った県土木部の深田健部長が「令和4年8月に発生した豪雨災害では国道7号が一時通行止めとなり、県民の暮らしや物流に大きな支障を来した。このことから改めて、災害に強く、安全で信頼性の高い道路ネットワークとして日沿道の整備を進めていく必要があると認識した」と述べた上で、「県としては引き続き、国土交通省や地元自治体と連携し、事業促進に取り組んでいきたい」と力を込めた。

 同会は、新潟県、山形県、秋田県を貫通する日本海沿岸東北自動車道の建設促進を図ることを目的とするもの。本年度は、同自動車道の早期実現に向けて、国会、政府および関係機関に対する要望や建設促進大会等の開催による中央への地域住民の熱意の発信などを行う。

【写真=高橋会長が一層の協力を要請】

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