全国特定法面保護協会北陸地方支部（会員数37社）は１日、２０２３年度定時総会を新潟市中央区の新潟東映ホテルで開いた。役員改選では堀武夫支部長（興和取締役副社長）の再任が決まった。

　冒頭あいさつで堀支部長は「専門業としてのプライドが大事で、同時に技術を研さんする責任もある。日頃から生産性向上、ＩＣＴ、ＤＸの活用に取り組んでいくことで担い手不足を賄うこともやらなければいけない。職人を育てることが一番大事であり、若い人に入っていただけるような魅力の発信も必要」と強調。また近年は地震や豪雨など甚大な被害が生じる災害が発生しているとした上で「担い手不足をカバーできる取り組みを行いながら、災害時に迅速に対応できる体制づくりを進めることがわれわれの役目」と述べ、北陸３県での事業量・事業費の拡大に向けたＰＲの実施を含めた協会活動への協力を要請した。

　本年度の事業計画では、特定法面保護工に関する調査・研究、普及促進のための活動を行うほか、技術講習会や現場研修会の開催、北陸地方整備局関係部署への要望のほか、関係する団体・機関が実施する活動へ積極的に参加する予定だ。

【写真＝堀支部長。総会では役員改選などを了承した】