公共建築協会主催の第18回公共建築賞・優秀賞北陸地区表彰式が1日、新潟市中央区のホテルグローバルビュー新潟で執り行われ、北陸地区から表彰の栄誉に輝いた「新発田市役所本庁舎」と「イクネスしばた」の2件の事業者、設計者、施工者にそれぞれ表彰状が授与された。
「新発田市役所本庁舎」は17年1月竣工。RC造+S造地上7階、地下1階建ての免震構造で、延べ床面積12646・22㎡。設計はaat+ヨコミゾマコト建築設計事務所(東京都)が担当、建築工事は大成建設・新発田建設・伊藤組JVが施工した。
「イクネスしばた」は、図書館や子どもセンターなどの機能を備えた複合施設として16年7月にオープン。施設規模はS造3階建て、延べ面積7230㎡。設計は佐藤総合計画(東京都)、建築工事は加賀田組・石井組・岩村組JVが手掛けた。
受賞者を代表し、新発田市の伊藤純一副市長は「2つの施設が同時受賞で、喜びも倍。設計・施工者のご尽力により受賞に結びついたもの。公共施設のコンセプトは使ってもらってなんぼ、市民の利用を念頭に置いている。引き続き市民に愛され活用される施設としたい」と喜びを語った。
同賞は、竣工後3年以上が経過した公共施設を対象に優れた公共建築を表彰し、総合的な水準の向上に寄与することが目的。全国から応募があった122点のうち、優秀賞に33点、地域特別賞に9点が選ばれ、北陸地区から受賞2件を含む4件の応募があった。
【写真=新発田市役所本庁舎 外観、イクネスしばた 外観、事業者設計者、施工者を表彰】