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厚生労働省新潟労働局

新越工業、アルゴスらを若者雇用優良企業に認定

2023/06/08 新潟建設新聞

 厚生労働省新潟労働局は、新越工業(栢森大樹代表取締役、五泉市)、アルゴス(古川大助代表取締役、妙高市)、スワロー工業(原田雅史代表取締役、燕市)をユースエール認定(若者雇用促進法に基づく認定)企業とした。5月30日には新潟労働局で認定通知書の交付式が執り行われ、西岡邦昭局長から通知書が手渡された。

 ユースエール認定は、若者の採用・育成に積極的で、離職率、所定外労働時間、有給休暇などが優良で一定の要件を満たす企業を厚生労働大臣が認定する。認定を受けると若者の採用、育成に積極的な優良企業としてPRできるほか、就職面接会などの参加案内、関係助成金の加算などのメリットがある。県内の認定企業は27社目。

 新越工業の栢森社長は「労務環境を少しでも改善し、若手を確保することは経営の課題であり、テーマ。認定は現状で足りないところ、取り組むべきことを知る良いきっかけとなった。これまで取り組んできた労務環境の改善が間違いではなかったと自信をもらえた。認定に恥じない経営を進め、企業の価値を高めたい」と話した。

 アルゴスの阿部高次新潟支店長は「地域の人口が減少し、従前から若者の採用、雇用には厳しい環境にある。会社を挙げて休暇の取得や時間外労働の縮減など職場環境づくりに取り組み、改善の兆しが見えたところ。この認定を地域にPRし、若者の雇用改善、就労につながるとともに、社内のモチベーションが上がり、会社全体の企業力向上につながることを期待している」と語った。

 新潟労働局の西岡局長は「県内企業の持続的な成長、新潟県の発展のためには、企業における職場の魅力向上が期待される。認定企業の取り組みは参考となるもので、さらなる機運醸成へ雇用環境整備に取り組む企業の支援と周知を図りたい」と述べた。

【写真=新越工業の柏森社長(左)、アルゴスの阿部支店長(左)】

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