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パラスポーツセンター整備に8億円/陸上競技場等改修事業も/県6月補正案

2023/06/15 山梨建設新聞

 県は、知事記者会見を13日に開き、6月補正予算案を発表した。主なものでは、やまなしパラスポーツセンター(仮称)整備事業費に8億2705万3000円、小瀬スポーツ公園陸上競技場等改修事業費に4億2975万2000円、市街地再開発事業費補助金に1億9450万円、駐在所等建設費に1億7906万9000円、リニア見学センター改修費に9768万9000円、峡南高等技術専門校感染対策事業費に9300万円、機動センター建設事業費に9205万円を盛り込んだ。

 今補正案の一般会計には507億2983万2000円を計上。ふるさと強靱化や開の国づくりに向けた豊かさ共創加速化予算とした。

 やまなしパラスポーツセンター(仮称)整備事業費は、甲府市にある青少年センターの体育館を改修し、障害者がスポーツに参加しやすい環境づくりを推進する。事業内容はユニバーサルデザイン化改修や、プール棟の解体などを行う。

 小瀬スポーツ公園陸上競技場等改修事業費は、甲府市小瀬町にある同競技場において、日本陸上競技連盟の公認更新に対応するための改修を行う。走路や通信設備の改修、備品購入に事業費を充てる。

 市街地再開発事業費補助金は、甲府市丸の内1丁目地区を対象に中心市街地の再開発事業における実施設計や既存建物の解体などに対し助成する。

 駐在所等建設費は、甲府市の小瀬交番や、北杜市の清里駐在所の整備に充当する。

 リニア見学センター改修費は、館内のエレベーターやジオラマ等を改修し、来館者の満足度向上と誘客促進につなげる。

 機動センター建設事業費は、笛吹市石和町窪中島地内において、老朽化や狭あい化が課題の石和分庁舎の建て替えに合わせて、科学捜査や初動捜査の拠点を整備する。構造はRC造3階建て、規模は3576・7㎡。本年度から2カ年で事業を行う。総事業費は23億3291万5000円を見込む。

 峡南高等技術専門校感染対策事業費は、感染リスクの低減を図るため、実習棟の改修や空調設備等の整備を行う。

 防災・減災、県土の強靱化では、国庫補助道路整備費に64億6834万2000円、県単独道路整備費に57億8918万3000円、街路整備費に19億1940万円、国庫補助砂防地すべり対策事業費に16億2491万5000円、県単独砂防事業費に10億6449万2000円、県営住宅建設事業費に8億9707万2000円を計上した。

 地域経済基盤の強靱化では、国庫補助林道整備事業費に4億1910万円、県営土地改良事業費に13億3521万3000円、農道整備事業費に2億569万7000円を投入。このほか、省エネ・再エネ設備導入加速化事業費補助金として21億3300万円を盛り、事業者のエネルギーコストを削減し、省エネ設備や再生可能エネルギー発電設備の導入を助成する。

 このほか、交通安全施設整備費に1億1898万1000円、老人福祉施設等防災減災対策推進事業費補助金に1億6995万8000円、自転車走行環境整備事業費に8979万3000円、二拠点居住推進空き家活用事業費補助金に5000万円、県有施設太陽光発電設置事業費補助金に4823万7000円、富士北麓駐車場再整備事業費に1398万9000円、空港整備調査研究事業費に1378万5000円、観光施設維持補修費に2222万4000円、甲府中央スマートインターチェンジ(仮称)用地事務受託事業費に774万7000円、金川の森公園施設長寿命化対策事業費に199万5000円など。

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