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群馬県自然環境課

県立赤城公園の活性化 10億充て設計と工事 県自然環境課

2023/06/20 群馬建設新聞

県自然環境課は県立赤城公園の活性化事業で、基本構想に位置付けた拠点施設整備を進めている。このうち大沼(おの)キャンピングフィールドおよび赤城ランドステーション・インフォメーション棟の実施設計および工事などに10億1650万円を予算化。現在、進めている基本設計を夏ごろまでにまとめ、その後、詳細設計を経て本格的な整備に向けた発注に取り掛かる。

県立赤城公園は約1290haの敷地内にキャンプ場やビジターセンター、トイレなどが立地されている。

これらの施設を維持管理するためのマンパワーや財源を確保するとともに、自立性のある持続可能な公園の管理・運営を実現するため、民間事業者との連携により赤城公園が持つポテンシャルを活用した各種取り組みを行う。

基本構想によると大沼キャンピングフィールドは、大沼湖畔の自然環境を満喫でき、現在の遊休地を有効活用する。キャンプ場には余裕のある区画規模で100サイト以上を配置する。運営は民営有料とし、管理人が常駐する形式を予定している。付随して、宿泊受付やアウトドア用品、食料品などを提供する管理棟1棟を配置。炊事場、トイレなどを備えるサニタリー棟を複数棟整備する。また、電源とWi-Fiが利用できるサイトも計画している。

現在、成瀬・猪熊建築設計事務所(東京都杉並区)が基本設計を進めており、詳細な内容について検討を進めている段階である。

県立赤城公園の活性化に向けた基本構想策定業務は、スノーピーク地方創生コンサルティング(新潟県三条市)が受託した。

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