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(独)水資源機構群馬用水総合事業所

シールドマシン見学会/地元児童も参加・利根川併設サイホン工で

2006/01/28 群馬建設新聞

 水資源機構群馬用水総合事務所が所管する、利根川サイホン併設水路工事に使用されるシールドマシンの見学会が26日、工事現場となる子持村上白井で開催された。当日は地元の子持村立上白井小学校の児童らも現地を訪れ、普段見る機会の少ないシールドマシンに触れ、歓声を上げていた。また、児童らに同マシンの愛称を決めてもらう計画もあり、児童らにとって良い思い出となりそうだ。

 利根川サイホン併設水路工事は、鋼管を開削工法により、地下に埋設する区間と利根川をはじめ、JR上越線等の下をシールドマシンを用いて掘削する。シールドマシンの外径は、2・48mで仕上がり内径は1・6m。今回の工事では、発進地点から20度以上の角度で掘り下げながら出発するのが特徴的で、泥土圧式シールド工法(=W)により414・4mを掘り進んでいく。

【W】

泥土圧式シールド工法

地山をカッターで掘削し、発生した土砂に添加剤を注入、不透水性と塑性流動性を持つ泥土に変える。その泥土をマシン内部のチャンバーとスクリューコンベアに充満させ、シールドジャッキの推力でチャンバー内の泥圧に圧力を発生させスクリューコンベアから土砂を排出する。この作業を繰り返し、排出する土圧と土量を管理しながら掘り進める工法。



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