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日本気水洗浄工法研究会が総会/鈴木会長を再任

2023/06/23 新潟建設新聞

 日本気水洗浄工法研究会(鈴木英一会長=管清工業)の2023年度通常総会が20日、ANAクラウンプラザホテル新潟で開かれた。任期満了に伴う役員改選では、鈴木会長を再任したほか、副会長には新たに理事に就任した興和の池上孝司常務を選任した。

 鈴木会長は「長距離配管の気水洗浄工法を全国に普及させ、ライフラインである上下水道施設の健全性の確保に貢献する。昨年9月の施工見学会では、空気を混ぜて送り込む同工法の洗浄力の高さを実感した。ポンプの負荷低減による省エネ効果と水質改善が期待できる」としたほか、来年4月から国土交通省に移管される上水道の整備・管理行政に触れ「下水道と同様に老朽化や耐震化への対応が必要であり、上水道管路においても下水道管路の維持管理手法を応用するなど、今後、当工法の普及、拡販がますます進むよう協力をお願いする」と要請。会長続投に当たっては「研究会の発展に尽力する」と決意を述べた。

 また、新任の池上副会長は「鈴木会長ともども、皆さまと一緒にさらに研究会を盛り上げていきたい」と抱負を語った。

 総会議事では、22年度事業報告や本年度事業計画、予算など4議案の審議を行い、いずれも原案通りに承認。

 昨年度の長距離配管気水洗浄工法の実績は、東京都や一般企業などから14件、施工延長は21年度を上回る1万4604・7mの実績があった。また現場見学会を行った十日町市ではφ250㎜、延長1600mの導水管の管内洗浄を行い、管洗浄後の送水量が2倍となる効果があった。

 本年度事業計画として6月に仙台市で開かれた展示会に参加したほか、8月には札幌市で開催される下水道展に出展。また10月ごろには会員の技術力向上につながる講習会の開催を予定している。

【写真=鈴木会長、全議案を承認】

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