甲府河川国道事務所は、国道52号上石田改良を推進する。本年度は昨年度に引き続いて調査設計と一部の用地買収、改良工事を実施する。残る一部の用地取得を今後進め、完了次第、順次工事に移る。
対象区間は、甲府市富竹1丁目から甲府市寿町までの延長約1㎞。事業内容は当該区間の4車線化と道路拡幅に合わせて歩道の設置も行う。
特に、貢川交番前交差点付近においては、朝夕の通勤や帰宅の時間帯で交通渋滞の発生が多い箇所となっており、早期の改善が求められている。
このうちの東側に当たる荒川橋東詰交差点から貢川交番南交差点までの延長0・75㎞の4車線化はすでに完了済み。現在は、区間西側の貢川交番南交差点から貢川交差点までをアクセスするための延長0・25㎞の改良を進めていく。
改良工事に必要となる用地については、残る一部の取得を今後進めていくという。用地の取得が完了次第、順次工事に着手する。改良工事に伴って対象区間に備わる電柱の移設作業も今後必要となるため、関係機関と調整をしながら工事を進める考えだ。
同事業では既存道の拡幅と改良工事によって周辺道路における交通渋滞を緩和し、歩道の設置によって歩行者の安全確保につなげていく。
【写真=貢川交差点から現在のようす】