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ICフル化着工間もなく/未供用700m整備へ説明会/千葉市 生実本納線

2023/07/04 日刊建設タイムズ

 千葉市は、主要地方道生実本納線のうち、未供用区間の笹目沢橋北交差点から鎌取インター交差点までの延長700mと、高田インターチェンジ(IC)のフルインター化に関する進捗状況を明らかにした。未供用区間については、地元説明会を経て、具体的な整備方針やスケジュールを検討していく予定。また、高田ICフル化に向けた5月末時点の用地取得率は93%。今後は詳細設計をまとめ、早期に用地取得を完了し、工事に着手。2025年度の整備完了を目指す。

 生実本納線は、緑区の北生実上宿から茂原市の本納交差点に至る延長14・3kmの道路。一部区間は「千葉外房有料道路」として千葉県道路公社が管理していたが、2月からの無料開放に伴い、道路管理者は県と市に変更された。

 高田ICは、緑区高田町に位置。出入り口が千葉方面のみのハーフICとなっている。

 未供用区間の整備に向け、周辺道路との接続方法や構造検討のための設計と、県公安委員会との協議を進めている。計画幅員は、路肩1・25m×両側、車道3・25m×2車線。

 高田ICフル化は、ネクストコア千葉誉田の供用に伴う交通需要の増加や、主要地方道千葉大網線(大網街道)の混雑緩和を目的とし、新たに茂原方面の出入り口を整備するもの。整備内容は、オンランプL121mとオフランプL100mの新設および本線L350mの改築。

鎌取インター交差点周辺の現況 
高田IC整備計画案

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