県竜ケ崎工事事務所では、4車線化が進む圏央道のインターチェンジ4カ所(牛久阿見・阿見東・稲敷・稲敷東)において、アクセス道路整備を推進している。牛久阿見IC付近の土浦竜ケ崎線では、改良舗装工事2件を間もなく発注予定。同IC近くの横軸となる土浦稲敷線では、排水樋管2基を施工する。阿見東ICにアクセスする竜ケ崎阿見線および美浦栄線では、2022年度末時点で2割が進ちょく。用地買収を進めるとともに、改良舗装工や地盤改良工などに取り掛かる。
【土浦竜ケ崎線バイパス】
牛久阿見ICのアクセス道路として、本年度は改良舗装工事を2件実施。7~9月に一般競争で発注する。主な工事が延長600mで、置換工(6000立方m)、路盤工および舗装工(6000㎡)など。同路線は阿見町実穀~牛久市岡見町の全体延長5350m、幅員25~30/13mで計画。22年度末までの進ちょく率が86%となっている。
【土浦稲敷線バイパス】
牛久阿見IC周辺で横軸(阿見町実穀~上長)のアクセス道路。8月前後に排水樋管工事の公告を予定している。概要が樋管築造工2基、掘削工5000立方m。全体計画では延長3270m、幅員34/13m。進ちょく率が72%となる。
【竜ケ崎阿見線バイパス】
牛久市島田町地内において改良舗装工事を実施する。延長120m区間で掘削工(6400立方m)や路盤工(2000立方m)、舗装工(1900㎡)などを行う。9月までの公告に向け準備を進める。同路線は阿見東ICのアクセス道として、牛久市正直町~久野町で推進。延長3100m、幅員23/13m。進ちょく率は19%。用地買収や埋蔵文化財調査なども進めていく。
【美浦栄線バイパス】
阿見東ICのアクセス道路で、牛久市島田町~龍ケ崎市白羽の延長3400m、幅員23/13mを計画。9月までに工事3件の発注を予定する。牛久市島田町では、地盤改良工としてPCボックスカルバート80mを敷設。龍ケ崎市泉町では、排水樋管1基と側道整備を行う。同市薄倉町では改良舗装工(L160m)に取り掛かる。同路線では22年度末までに20%が進ちょく。用地買収なども鋭意進めていく。
【江戸崎新利根線バイパス】
稲敷ICのアクセス道。現道の幅員が狭いことから、稲敷市羽賀~佐倉でバイパスを整備中。埋蔵文化財調査のための伐採工事2件を近く公告するほか、改良舗装工事として掘削工(4300立方m)や下層路盤工(1670㎡)などを実施する。同路線は全体延長5400m、幅員18/6・5mで計画。進ちょく率81%。
【江戸崎下総線】
稲敷東ICへのアクセス道で、現道は幅員が狭く、歩道がないため、現道拡幅とバイパス整備を進めている。8~9月には改良舗装工事(稲敷市桑山、L150m)を発注する。同路線は稲敷市桑山~河内町平川の2700m、幅員10・5/6・5m。進ちょく率22%。
【竜ケ崎潮来線バイパス】
稲敷東ICへのアクセス道として、稲敷市下太田地区でバイパス整備を進めている。間もなく改良工事2件を公告する。計画延長3260m、幅員14~18/6・5m。進ちょく率が92%。
【国道125号バイパス】
大谷バイパス(美浦村大谷)は稲敷ICのアクセス道で、延長2600m、幅員25/13m。進ちょく率が90%。用地取得のため測量を実施する。稲敷東ICのアクセス道路となる桜川バイパス(稲敷市阿波)では、近く改良工事2件を公告。10月以降にも工事発注を予定している。同路線は延長2400m、幅員23/13m。進ちょく率88%。