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群馬県館林市

館林市は(仮称)南こども園整備の設計進める

2023/07/08 群馬建設新聞

館林市が進めている(仮称)南こども園整備について、2025年度からの開園を目指し24年度に工事の発注を行う。23年度は設計業務を委託。高橋建築設計事務所(前橋市)が担当してまとめている。

南こども園は既存の南幼稚園(本町3-6-1)の解体を行い、敷地内に建設するもの。敷地面積は3495㎡。設計業務は増築設計および既存園舎の解体設計も含めて行う。

こども園は延べ床面積1100㎡程度を想定しており、S造2階建てを前提として設計業務を進めている。定員は120人、職員は24人を見込んでいる。

整備する部屋は保育室(8室)、園児用トイレ(4室)、調乳室(1室)、給湯室、医務室、打ち合わせスペースを含んだ職員室(1室)、トイレ、休憩室を含む調理室(1室)、職員・保護者用トイレ(2室)、相談室兼休憩室および更衣室、倉庫をそれぞれ1室ずつ設置する。

解体設計を行う南幼稚園園舎は1982年に建設されたRC造2階建て、延べ床面積767㎡の規模となる施設。外流しや遊具類、樹木なども解体対象としている。遊戯室棟については既存建築物を残して、こども園施設として活用。南保育園とも隣接しているため、将来的には一体的に利用可能な施設の配置として計画する。

園庭の遊具に関しては原則的に撤去するとしており、新設を予定している。フェンスや門扉は基本的に再利用とするが、施設配置によっては撤去新設となる可能性もあるという。

市内では、幼稚園などのこども園化を進めており、2022年度は東幼稚園(大島町4364-1)を青木建設工務所(館林市)、北幼稚園(台宿町9-1)を鑓田木材(館林市)がそれぞれ施工を担当し、こども園化している。

なお、この他にこども園化を計画しているのは杉並幼稚園(新宿2-14ー18)、西幼稚園(近藤町178-273)の2園。現段階での今後のスケジュールについては未定となる。

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