4日に就任した国土交通省の和田信貴事務次官は、幹部職員などを前に初のあいさつを行った。人手不足の時代であり「より緊密に、より力を合わせて、心を一つにやっていく」ことが「本当に質の高い、そしていい仕事ができていく基本」と話す。こういった組織の姿を頭に置いて「これからの10年の礎を築き、今やるべきことを着実にやっていきたい」と語った。
組織について「あと10年もすれば国土交通省入省世代が局長というようなことになっていく」と時代の流れを指摘し「一人一人の個人より、集団の意識や行動が変わるには時間がかかる。これまで様々な連携が進んできた。これからの10年のために、さらにクオリティが高く、強靱でまとまった政策集団、そして政策実施集団になるよう努めていく」と話した。
また、仕事では厳しくある必要があるが「幹部職員は中堅、若手職員に思いを馳せていただきたい。また、若手職員は幹部や上司の行いや発言で少しでもいいところがあれば声に出してほしい。褒められたいのは若い人だけではありません」と若手と幹部、上司とのコミュニケーションの大切さを語った。
【和田事務次官があいさつ】