県沼田土木事務所は2024年度、みなかみ町新巻地先の赤谷川支川十二河原沢で計画する砂防施設整備に向け、上流側に設置する砂防堰堤および管理用道路詳細設計、用地測量を予定している。25年度は用地測量および用地買収、砂防指定地調書作成を行い、26年度以降の工事着手を目指す。23年度は下流側に設置する砂防堰堤の地質調査と詳細設計をアマネックス(前橋市)に委託。地質調査は9月6日、詳細設計については24年1月31日までの履行期限でまとめる。
須川バス停付近で砂防堰堤2基の新設や管理用道路整備を計画している。保全対象は国道17号と人家12戸。土砂災害リスクの軽減を図ることを目的に整備を実施する。
概略設計段階における砂防堰堤の規模は◇上流側=堤長44m、堤高11m、コンクリートボリューム1613立方m◇下流側=堤長28m、堤高7・5m、コンクリートボリューム395立方m-。透過型砂防堰堤を想定している。
管理用道路の延長や幅員、側溝整備の計画などは詳細設計で決める考え。現地は勾配が急なため、コンクリート舗装を想定しているが、詳細設計を踏まえ舗装については決めるとしている。