ユニットハウス製造販売のナガワ(東京都、新村亮代表取締役社長)は、甲斐市富竹新田にモジュール(プレハブ建築)のショールーム「モジュールベース甲府」を新たに建設する。モジュールベースの建設は県内において初めてとなる。
同社では軽量鉄骨を使用するプレハブ建築を主力として扱っており、ユニットハウスや、現地で組み立てるモジュールの販売を展開している。モジュールの用途としては、工場や事務所、店舗、倉庫などにも提供されているという。特にユニットハウスは災害発生時の際には仮設住宅としての利用も可能で、短い工期で安価なコストにより建設できるため、今後も需用の伸びに期待される。
新築されるモジュールベースは、プレハブ造の2階建て。延べ床面積は177・28㎡。総工費は非公表。
甲斐市の建設地で6日に行われた地鎮祭においては、同社の濱野新大常務取締役や役職員、建設工事を担当する早野組、設計業務を手掛けた山形一級建築士事務所の関係者が参加した。
神事では鍬入れの儀や玉串奉奠などを行い、工事における作業員の安全施工と無事故での完成を祈願した。
同社の濱野常務取締役は「建設をきっかけに、山梨県でしっかりとモジュールの展開を進めてまいりたい」と意欲を示していた。
【写真=地鎮祭の参加者が集まり記念撮影、鍬入れの儀を行った】