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群馬県高崎土木事務所

宿大類調節池の用地測量 9月ごろに指名入札

2023/07/15 群馬建設新聞


県高崎土木事務所は高崎市宿大類町地先の井野川で計画する宿大類調節池整備へ向けた用地測量業務について、9月ごろの指名競争入札での委託へ準備を進めている。2024年度以降に用地買収に着手し、用地買収完了後は埋蔵文化財調査、工事を順次実施する。現在、ニュージェック(大阪府大阪市)が10月末までの履行期限で詳細設計を進めている。

用地測量の面積や延長は、詳細設計中のため未定としている。詳細設計については、施設規模や調節池の範囲・位置などの配置計画について、地元の意見を踏まえ検討しているところ。今後、計画諸元が決まれば調節池周囲の護岸、越流堤、吐出口などの構造検討を行う。

宿大類調節池は主要地方道高崎駒形線の南側、宿大類町地先の染谷川との合流点の下流側に新設する。調節容量は約8万立方m、調節池の面積は約6万5000㎡の規模となる。

井野川の調節池整備事業は、高崎市綿貫町から高崎市大八木町までの1万4700m区間を対象に、宿大類調節池を含め調節池を4池築造するもの。おおむね30年に1回発生すると予想される洪水による氾濫を防止することを目的としている。調節池へ雨水を一時的に貯留することで、河川への流入量を減らし、氾濫による被害のリスク軽減を図る。

宿大類調節池が最初の1池となり、残る3池については◇11・6k調節池(大八木町)◇染谷川調節池(新保町)◇3・6k調節池(綿貫町)-となる。

11・6k調節池は主要地方道高崎渋川線と主要地方道高崎渋川線バイパスに挟まれた右岸側に整備する。染谷川調節池は高崎駒形線の北側に位置し、染谷川の左岸側に新設を計画している。

3・6k調節池は主要地方道高崎伊勢崎線と主要地方道前橋長瀞線バイパスに挟まれた右岸側に整備する。

なお、井野川では河道改修も実施しており、工事は完了している。

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