県営繕課は、山梨県警察機動センター庁舎建設工事を本年度から2カ年で進める。工事は建築、電気設備、空調設備、給排水設備に分けて発注する。このうちの建築工事は8月中に総合評価方式の一般競争入札で公告する。残る電気や空調設備、給排水設備も総合評価の一般競争で第3四半期中の発注を目指す。
笛吹市石和町窪中島地内に新しい庁舎を建設する。既存する石和分庁舎は経年に伴う老朽化が進むほか、内部も手狭な状況にあるという。このことから、現在の分庁舎が建つ土地を含み、北側のさら地となっている場所に庁舎を建て替えるもの。既存の分庁舎は解体した後、新庁舎の整備に活用していく方向だ。
新設する庁舎の概要はRC造3階建て。庁舎の規模は3576・7㎡。このほか、敷地内には燃焼実験室や車庫、倉庫、自転車置場などを配置する。整備により、科学捜査や初動捜査の拠点として使用していく。
基本、実施設計業務は、馬場設計・溝呂木構造設計室・樋沢博次JVが担当。
工期には13カ月間を見込んでいる。
事業費は、県の6月補正予算に、本年度から2カ年の継続費として総額23億3291万5000円を計上した。年割額は本年度が9205万円、2024年度は22億4086万5000円を投入して進める。
【写真=機動センターの建設予定地】