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新潟県見附市

遊びと学びの場誕生/プレイラボみつけオープン

2023/07/25 新潟建設新聞

 見附市で15日、子どもの居場所「プレイラボみつけ」がオープンし、記念の式典が開かれた。放課後や休日に遊びと学びの場として活用できる屋内施設として市が整備を進めてきたもの。関係者ら50人が出席し、新しい施設の開設を祝った。

 同施設は市内学校町2の旧TSUTAYA見附店の内外装を解体の上、児童交流施設として改修。S造2階建て、敷地面積3038・15㎡、延べ床面積913・18㎡、建築面積574・91㎡で、建物後方に69台分の駐車場を備える。

 設計・監理をプラスニューオフィス(東京都新宿区)が担当し、笹原建設が施工。工期は2022年11月~23年5月。総事業費は約2億7600万円を投入した。

 1階はボルダリングやネット遊具を備えた運動スペース、ピアノなどの楽器演奏を楽しめる音楽室、大階段下側のひみつ基地、会議、休憩などのスペースを配置。2階にはネットトランポリン、学習スペース、ものづくりスペースを備えた。

 主に小学校高学年を利用対象者としているが、保護者同伴で未就学児の利用も可能。

 式典であいさつに立った稲田亮市長は「オープンできたのは多くの関係者のおかげで感謝したい。子どもたちの遊びと学びの場を、との声を受け、20年度に検討会で基本コンフセプトを練り、ワークショップなどで子どもたちからも意見を求めてきた。子どもが自発的に考え、動き、交流が生まれる場として愛される施設になってほしい」と述べた。

 施設内を案内したプラスニューオフィスの近藤創順氏は「21年にプロポーザルで設計に関わることになった。五泉市出身で新潟県内の施設に携われて幸せ」と自己紹介し「TSUTAYAは1995年竣工で中越地震もあったが無傷で頑丈な建物だった。基本的にはワンルームにし、いつでも誰かがどこかに居ることを感じられる施設にしたかった」と話した。

 また昨年冬の公募で施設の名付け親となった武石英翔さん(中学1年生)は「キッズサポーターとしてみんなで解決案やルールについて話し合った。わくわくする施設ができてとてもうれしい。僕が付けた名前が使われていくのもうれしい。遊びの中から学んでいけると期待している」と語った。

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