日立都市圏幹線道路整備促進期成会(会長・小川春樹日立市長)はこのほど、2023年度総会を久慈サンピア日立で開催した。全4議案が可決となったほか、23年度の国・県要望書案を協議。要望路線の事業進捗報告も行った。日立市の要望路線は国道6号の大和田拡幅や日立バイパスなど5路線。常陸太田市が一般国道293号常陸太田東バイパスや国道349号など6路線を盛り込んでいる。東海村では国道6号東海拡幅など3路線を要望していく。
日立市の要望路線は国道6号大和田拡幅、同号日立バイパスⅡ期、同号桜川道路(仮称)、国道245号(久慈大橋、日立港区北拡幅)、国道293号とした。大和田拡幅は延長3300m、幅員25・25m。総事業費211億円を投じる。日立バイパスⅡ期は延長3000m。総事業が約240億円とした。桜川道路は延長7000m。国道293号は延長3200mが対象となる。
常陸太田市では▽国道293号常陸太田東バイパス▽国道349号▽主要地方道常陸那珂港山方線、主要地方道常陸太田那須烏山線、県道富岡玉造常陸太田線▽主要地方道北茨城大子線▽主要地方道日立笠間線▽県道和田河合線-。
常陸太田東バイパスは延長8990m。総事業費が214億円に上る。北茨城大子線が延長8180mで、総事業費34億8000万円を充てる。日立笠間線亀作ルートが延長1900m。総事業12億円と試算している。和田上河合線が延長1400m。
東海村が国道6号東海拡幅、国道245号(久慈大橋)、水戸外環状道路(都市計画道路照沼笠松線)を盛った。東海拡幅は延長3100m、幅員25mで計画するが、進捗率9%にとどまる。総事業費110億円を見込む。国道245号(久慈大橋)は久慈大橋区間が19年度から事業化。総事業費100億円を投じ、延長1000mを整備していく。水戸外環状道路も19年度に事業化。進捗率8%。延長6100mの整備に、総事業費210億円を投じる。
総会については22年度事業報告のほか、22年度決算報告、23年度事業計画案、23年度事業予算案を可決した。本年度事業として8~11月にかけて要望活動を行うほか、山梨県韮崎市で開催となる研修会へ出席する。