長野市は設計・施工一体型(DB方式)による長野運動公園総合体育館整備外事業の公募型プロポーザルで、最優秀者に戸田建設・梓設計・飯島建設・高木建設・宮本忠長建築設計事務所JVを選定した。同JVの提案による総合体育館整備事業費は86億5480万円(税込み、アクアウィング改修分は含まず)。9月から設計に着手し、体育館建設工事は2025年3月の着工を目指す。全体完成は27年12月の予定。
プロポーザルには3者が参加表明書を提出したが、提案提出者は1者のみだった。
事業内容は新たな総合体育館の建設と、公園内にある総合市民プール「アクアウィング」の長寿命化改修。公募の際に示した新体育館の規模は延べ1万1400㎡程度(1万2000㎡を上限)、階数は2階建てを想定している。建設場所は既存体育館の東側、アクアウィングとの間の敷地。完成後、既存体育館は解体し、跡地は駐車場にする。
今後の予定は、9月から設計に着手。体育館の建設工事は25年3月に着工し、26年12月の供用開始を目指す。工事期間中に約半年かけてアクアウィングの改修も行う。体育館の供用後、26年12月から既存体育館の解体工事、27年10月から外構工事を行い、同年12月15日までに事業を完了させる。
なお公募時に示した契約限度額(アクアウィング改修費を含む)は103億4434万円(税込み)、事業期限は28年3月末だった。