龍ケ崎市は、Park―PFIを活用した森林公園の再整備に動き出す。約12・7haの公園をリニューアルし、魅力ある拠点公園を目指す。市が負担する整備費用の上限金額が3億2100万円(税込み)。事業者を10月下旬に選定し、11月中旬には基本協定を締結。2025年4月の全面供用開始を前提として、協議・設計や工事に向けた準備を進めていく。事業期間が最長で20年間とする。
P―PFI事業では、レジャー・アクティビティ機能や自然との交流・休養機能などの拡充を図るものとして、キャンプ場の更新・再整備に取り組むほか、アスレチック施設や多様性を取り入れた遊戯施設を新たに設置。このほか園路・広場や照明施設など幅広い提案による整備を想定する。
キャンプ場では、既存のログハウスAやキャビンハウス、かまどなどを撤去。宿泊サイトや日帰りバーベーキューサイトを設ける。またウッドデッキなどの附帯施設を併設したサイトの提案も求めている。管理棟や炊事場、トイレ、シャワー施設なども撤去し、リニューアル整備を進める。
新たに整備するアスレチック施設では、既存の林を活用した利用しやすい施設を整備する。遊戯施設はインクルーシブ(包括的)な考えを取り入れ、12歳以下の子どもを対象とした施設とする。公園全体の建築面積は2540㎡内での建ぺい率に収めることとする。
市では7日、整備運営事業者の公募を開始。提案書を9月19日から26日まで受け付ける。協議・設計などを経て、順調に進めば本年度内の実施協定締結を見込んでいる。
森林公園(泉町1966)は1986年に開設。キャンプ場やアスレチック遊具(11基)などを有する。観光交流拠点の機能強化のため再整備に取り組む。