国土交通省はインフラ分野のDXについて、分野網羅的かつ組織横断的な取り組みで加速させるため、アクションプランを改定し第2版をまとめた。86の個別施策を位置付けるとともに▽インフラの作り方の変革▽インフラの使い方の変革▽データの活かし方の変革―を3つの柱に、デジタル技術別で個別施策を分類した「インフラDXマップ」をまとめている。
インフラ分野のDXを進めるためのアプローチはインフラ分野のDX推進本部の体制強化と、業務変革の集積・共有、デジタル技術の集積・共有を掲げた。進める体制とともに、情報の集積から横展開での共有を進める。
具体的には、各部局で利用しているデジタル技術を網羅的に把握。デジタル技術の導入が進んでいる分野や今後より活用・浸透させていく分野の特定を目的に、各施策に対するデジタル技術の活用状況を分析。その成果として、86の個別施策を3つの柱で分類し、インフラDXマップをまとめた。
デジタル技術の中には、インフラ分野での導入が進み、省内でのノウハウの蓄積・横展開が期待される技術と、他分野の取り組みを参考にしながらインフラ分野への導入を加速すべき技術がある。引き続き、推進本部や各部局が連携して、知識・経験の集積や先行的な取り組みの情報収集を進め、さらなる活用につなげる。
なお、国交省では、2023年をDXによる変革を一層加速させる「躍進の年」と位置付け、省横断的に取り組んでいる。