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群馬県高崎土木事務所

薬師沢函渠工に着手へ 9月以降一般競争

2023/08/19 群馬建設新聞

県高崎土木事務所は、高崎市根小屋町ほか地内で進めている主要地方道寺尾藤岡線バイパス整備で、薬師沢函渠工事を9月以降に条件付き一般競争入札で公告する方針を示した。このほか、2023年度は道路改良工事の発注も予定している。工事の発注時期は内部で調整中。薬師沢函渠工事、道路改良工事ともに詳細設計は冨永調査事務所(高崎市)がまとめた。

同事務所の所管は根小屋町交差点から南東側へ向かい鏑川左岸までの約1900m区間。途中で市道山名・木部学校通り線、県道金井倉賀野停車場線と交差する。

同バイパスは全幅14・5mで整備、車道部は6・5mとなり、片側3・5mの歩道と片側0・5mの路肩を両側に設ける。車道部の舗装構成は◇路床置換工=山砂100、t80㎝◇下層路盤工=再生砕石40、t30㎝◇上層路盤工=粒度調整砕石30、t10㎝◇基層工=粗粒度アスコン20改質Ⅱ型、t5㎝◇表層工=密粒度アスコン20改質Ⅱ型、t5㎝-。歩道部については◇フィルター層=砂、t5㎝◇路盤工=切込砕石30、t10㎝◇表層工=透水性アスコン、t3㎝-となっている。

山名・木部学校通り線から鏑川左岸側までの延長700mは供用が開始されており、山名・木部学校通り線から根小屋町交差点方面に向かった約700m区間は、基層工まで完了している。

基層工が完了している箇所から根小屋町交差点までの約500m区間については、順次道路改良工事などを進めており、現在は東側の延長約240m区間で道路改良工事を実施している。

バイパス区間内を南から北へ向かって流れる薬師沢に新設する薬師沢函渠は、プレキャストボックスカルバートを延長41・8m敷設し整備する。内空断面は幅3100㎜×高さ1600㎜となる。

23年度に発注する道路改良工事は、延長約150mの道路拡幅部分の工事を行う。施工内容など詳細については内部で調整している。

なお、事業完了は24年度を予定している。

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