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栃木県上三川町

上三川町土地利用構想案、石田磯岡39haに新産業団地、道の駅をインターパーク周辺

2023/08/23 栃木建設新聞

 上三川町は、新産業団地と道の駅の整備適地に石田・磯岡地区の45・5haを選定した。新産業団地は石田・磯岡の39・3ha、道の駅はインターパーク周辺の6・2ha。産業振興土地利用構想案に位置付けた。早ければ10月に構想を策定し、年内にも産業団地基本計画や道の駅基本構想・基本計画の策定業務を発注する。9月補正予算案で産業団地基本計画に3713万6000円、道の駅基本構想・基本計画に2579万8000円を計上する。

 新産業団地は新4号国道沿道で上三川インター南産業団地や石田工業団地の北側に位置。新4号の円滑で安全な交通機能を阻害しないことを最優先にするため、新4号から直接乗り入れしない道路ネットワークを計画する。

 新4号からの主要アクセス道路は石田工業団地交差点から地区内を縦断し町道3-121号線を経由する南側ルートと石田工業団地交差点からの町道4-130号線の東側ルートとし、区画道路を適切に配置。

 敷地には産業活動の中での休憩・レクリエーション、交流、周辺住民の利用を考慮した公園を配置するとともに、緑地を配置して地区面積の3%以上を確保。  地区外周には騒音や振動での環境悪化防止のため緩衝帯を設置する。排水処理は道路側溝や雨水幹線管渠で集水した雨水を調整池から普通河川武名瀬川に放流する。

 道の駅は新4号沿道でインターパークや北関東自動車道IC南側に位置。地区中央に駐車場ゾーン、西側に地域振興ゾーンを配置し、両ゾーン間を安全に往来できる交通軸を確保。地域振興施設は物産・飲食・トイレなど道の駅の基本的な機能を中心に、交流やまちづくりといった複合的な機能を想定する。

 多目的広場や芝生公園等を確保し、災害時の救助活動や避難等防災機能確保として有効活用する。駐車場は小型車280台、大型車120台が収容できる約2haを確保する。

 出入り口は地区のメインアプローチとして新4号側道側に設置するほか、県道雀宮真岡線や町道3-121号線側に設置。敷地境界部分や駐車場周辺に緑地を設置する。

 排水処理は道の駅地区内の雨水を調整池から武名瀬川に放流する。

 新産業団地の候補地は石田・磯岡のほか、かみのかわ工業団地周辺(44・8ha)、上三川交差点西(47ha)、上三川南(41・6ha)、三村(39・6ha)、テクノパークかみのかわ北(39ha)。道の駅の候補地はインターパーク周辺のほか、中心市街地周辺(7・4ha)、上三川交差点西(10・3ha)。それぞれ比較検討し選定した。

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