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【下妻市】下妻新工場 27年着工/現工場の機能移管見据え

2023/08/24 日本工業経済新聞(茨城版)

 カルビー(千代田区、江原信社長)は下妻市内の新工場用地取得に係る予約契約を締結し、23日に大井川和彦県知事と面会した。しもつま中央工業団地1号区画の約19 haを約49・4億円で取得。2029年3月期の操業開始を目指し、27年3月期の着工を予定している。同席した菊池博下妻市長は、同工業団地内の2号区画、3号区画の民間企業を年内に決定したい意向を明らかにした。

 今回取得した敷地約19??haは、グループ国内最大規模。関東エリアの生産体制強化につなげる。主力商品「じゃがりこ」や「Jagabee」などの生産を予定。現段階で生産能力など具体的な数字は未定だが、稼働中の下妻工場(下妻市半谷903)の生産能力2ラインを上回る規模を想定しているもよう。

 1975年から稼働する下妻工場は「じゃがりこ」と「Jagabee」を主に製造。施設の老朽化などの課題が挙がっており、将来的には新工場への機能移管も視野に計画を進めていく意向。菊池市長は「市の総合的なイメージアップにつながれば」と期待を寄せた。

 市は、しもつま中央工業団地の2号区画(約6・1 ha)と3号区画(約3・7 ha)の公募要領を9月1日に公開予定。10~11月に公募を行い、年内の事業者決定を見込む。同団地については開発面積約37・4 ha。25年3月に土地引き渡しを予定し、造成工事を進めているところ。




【しもつま工業団地19haに新工場(報道資料を加工)】

【知事(左から3人目)を囲んで記念撮影】

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