県は、2022年度の県内企業工事受注高上位50社を21日に公表した。それによると同年度は昨年度に続いて早野組が1位にランクし、契約件数23件、受注額は23億2700万円の実績となった。2位には天野工業(契約件数10件、受注額15億2000万円)、3位には長田組土木(同8件、同12億6300万円)、4位に中村建設(同15件、同11億4700万円)、5位には国際建設(同6件、同10億6800万円)が上位に並んだ。
公表された受注高は、県が発注した公共工事(林政部、農政部、県土整備部、企業局)において、22年4月1日から23年3月31日に契約した工事を対象としている。うち、共同企業体が受注した案件は、共同企業体構成員の出資比率に応じて按分されている。
22年度1位の早野組は昨年度に続いてのトップとなった。受注した主な案件では 国道140号(新山梨環状道路東部区間2期)落合6号橋(仮称)上部工事(一部債務)、(都)新環状・緑が丘アクセス線道路工事2工区(一部債務)、鎌田川3工区河川工事(一部債務)(余フ)、(都)桜井町敷島線電線共同溝工事(一部債務)(余フ)、緑が丘スポーツ公園テニスコートA建設工事―などの工事を受注した。
上位20社の動きをみると、21年度に24位の三枝組が7位に、同年度36位の芙蓉建設が9位、同年度27位の大新工業が10位と、それぞれトップ10に入った。同年度40位の峡北建設が11位に、同年度34位の田村組が13位、同年度22位の山英建設が18位にランクした。
20位以下の順位では、21年度に圏外だった、フジコンストラクト、八木沢興業、野澤工業、道村建設、特殊興業、堀内土建、天川組、中村工務店、日東建設、三共建設、カナマル、雨宮工業、吉野土建、高山工業所、清水建設興業の15社がランクインとなった。