記事

事業者
群馬県藤岡土木事務所

向屋2地区で防護柵工 8月下旬一般競争

2023/08/24 群馬建設新聞


県藤岡土木事務所は上野村新羽地内でがけ崩れ対策を進める向屋2地区について、防護柵設置工事を8月下旬の条件付き一般競争入札公告へ準備を進めている。施工延長は58m。工種はとび・土工・コンクリート工事で、現時点における工事期間は約9カ月を見込む。

工事は新羽公民館(新羽329-2)の南側斜面が対象。工事の全体計画では169m区間を東側からA-1、A-2、B工区、C工区に分割して施工する。打設する鋼製杭はφ267・4㎜、長さ10・58m~11・78mで43本打ち込む。杭は4m~5・5m間隔で地上から6・5m~7mの深さで設置。防護柵は金網フェンスで延長169m施工する。

2022年度はB工区の一部区間を対象に延長52mの防護柵設置に伴う13本の杭打設工事を発注。工事は田畑建設(藤岡市)が受注した。

23年度はB工区とA-2工区で工事を行う。B工区は全長10・58mの杭を根入れ長7mで1本打設するほか、22年度施工箇所を含む56m区間で金網フェンスを設置する。

A-2工区については、全長11・38mの杭を4m間隔で4本打設する。杭は根入れ長7・5mで打ち込む。今回の工事では金網フェンスの設置は行わない方針としている。

設計は富岡測量設計(富岡市)がまとめた。

当地域は急斜面地形であり、がけ崩れの危険があるため、防護柵を設置することにより落石や崩落した土砂などを受け止め保全対象の生命と財産を守ることを目的に工事を実施する。保全対象は避難所に指定されている新羽公民館と人家6戸となっている。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら