国土交通省は23日、スマートシティの社会実装に向けて2023年度の実装化支援事業について有識者委員会で議論を行った。これまで社会実装に向けて取り組みを進めてきたが、より本格化していくため実装化支援事業の対象から東京都千代田区、三重県四日市市の事業内容などで意見交換した。
千代田区で進めているのは大丸有スマートシティプロジェクトエリマネDX実装化事業。「エリアマネジメントのデジタルトランスフォーメーション」モデルの実現として高度化・一体化されたサービスの提供(エリマネの表側/フロントエンド)、エリマネデジタルツインの構築(エリマネの裏側/バックエンド)を行う。
一方、四日市市のスマートリージョン・コア推進事業は、ウォーカブルな中心市街地の実現、新たな交流や価値の創出へ▽利活用空間活性化ツールの構築▽MaaS(Phase-1)の構築▽バーチャル空間におけるコミュニケーション・ツールの構築▽中央通りにおける3D都市モデルを活用したプランニング/マネジメント・ツールの構築―に取り組むといった内容となっている
このほか委員会では、スマートシティ推進への取り組みとして、実装化に向けた調査検討と今後の取り組みについての方向性を議論している。