国土交通省は、直轄土木業務・工事のBIM/CIMを原則適用に関連し、データの共通フォーマットに関する問い合わせ窓口を設置している。関連する団体の協力を受け、問い合わせ窓口を一本化することで、課題の迅速な解消と効果的な建設生産プロセスの構築につなげる。
共通フォーマットに関する問い合わせは、標準ファイル形式を使ったデータ交換に関する課題や、ICT建機へのデータ読み込みの際に生じる課題などが対象。互換性については課題があるとの報告もあり、実際にどのような課題が生じているのか、事例を収集し、内容の公表や、対策、解決までに想定される期間などを広く周知するねらい。
問い合わせはメール(bimcim-help@jacic.or.jp)で。ホームページ(https://www.cals.jacic.or.jp/bimcim-help/index.html)で問い合わせ対応についての説明もある。
協力団体と主な内容については、次の通り。
▽buildingSMART Japan=IFCを用いたソフトウェア間のデータ交換に関する事項
▽OCF=J-Land XML等を用いたソフトウェア間のデータ交換に関する事項
▽日本橋梁建設協会=橋梁設計データを工場製作で活用する際のデータ交換に関する事項
▽日本建設機械施工協会=設計データ (J-Land XML等)をICT施工で活用する際のデータ交換に関する事項
▽日本測量機器工業会=3次元測量データを、設計で活用する際のデータ交換に関する事項