県富岡土木事務所は、下仁田町南野牧地先の道平川ダムの上流に設置を計画する、貯砂ダム1基の測量・詳細設計業務と地質調査業務をそれぞれ近く指名通知する。業務期間は測量・詳細設計が約10カ月、地質調査については5カ月を想定している。工事は2025年度下半期以降の着手を目指す。
貯砂ダムは新道平川橋から約250m下流へ向かった位置に設置を計画している。概略設計はアコン測量設計(前橋市)がまとめた。
概略設計段階における貯砂ダムは堤長50m程度、堤高約10mの規模を想定している。貯砂ダムの形式など詳細については今後検討する。
測量・詳細設計では延長175mの路線測量や1万1250㎡程度の平面測量のほか、基本設計、現地踏査、基本事項決定、施設設計、最適案の選定などを計画する。
地質調査についてはφ86㎜、深さ10m程度の機械ボーリングを3本行う予定。
貯砂ダムは貯水池(荒船湖)への上流からの土砂流入を防ぎ、貯水池における洪水調節容量および利水容量の適切な配分の確保を図ることを目的に新設する。