記事

事業者
その他記事(公共)

新潟渋滞対策協議会で新たな追加・解除箇所は無し

2023/09/05 新潟建設新聞

 新潟県渋滞対策協議会(会長=長田英和北陸地方整備局道路部道路調査官)が8月31日に新潟国道事務所で開かれ、県内道路管理者や県警、民間道路利用事業者などが渋滞対策を協議した。主要渋滞箇所の見直しでは2022年度までに選定された主要渋滞箇所282カ所のうち、本年度に新たな追加・解除箇所は無かった。

 県内での主要渋滞箇所は12年度に303カ所が選定され、17年度以降、対策の実施や社会情勢の変化などによる追加・解除等の見直しを進めている。主要渋滞対策箇所282カ所のうち、40カ所が対策済み。未対策は242カ所で、119カ所が対策中、123カ所が検討中となっている。

 また今後の渋滞箇所の選定・解除に当たっては、現地で渋滞が見られないものの、生活道路などで旅行速度が低く、これまでの基準で対策箇所となる場合についての選定方法の見直し方針が示され、来年度の各地区ワーキンググループや協議会で議論を行うことを説明した。

 委員からは渋滞箇所の選定や今後の対応策について、イベント時の渋滞の把握や引き続きハード、ソフトによる対策の検討が求められた。

 このほか、ピンポイント対策として新潟市東区内の国道7号竹尾IC、県道4号卸新町交差点の対策予定箇所での右折レーン延伸・加速車線設置・直進車線2車線化等に向けて用地買収を推進し、本年度に一部工事着手するほか、三条市内の国道8号須頃(三)南交差点付近の上下付加車線設置へ調査・設計を進めることが報告された。

【写真=関係者が対策を協議した】

記事資料

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら