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群馬県下水道総合事務所

県下水道総合事務所が沼田ポンプ場で自家発電設備を改築

2023/09/06 群馬建設新聞


県下水道総合事務所は沼田市薄根町地内にある沼田ポンプ場で、自家発電設備の更新と発電能力の増強工事を計画している。工事は土木建築工事と設備改築更新工事に分割。土木建築工事を11月に指名通知、設備改築更新は12月に一般競争入札での公告を予定している。

工事は、停電時でも自家発電機を連続で72時間運転できるようにすることが目的。全体で燃料タンク2基の設置と老朽化した発電機の更新、ポンプ場建屋を消防法に適合させるため、出入口と窓ガラスの開口部閉鎖工事を予定している。土木建築工事および設備改築更新工事の設計は、いずれもオリジナル設計(高崎市)が担当した。

土木建築工事では、燃料タンクを2基設置するための基礎工事と、開口部の閉鎖を実施。

設備改築工事は定格出力500kVAのガスタービンを撤去し、新たに同出力のディーゼルエンジンへ更新する。また、屋外地下に設置している既存の燃料タンクを撤去、新たに2基設置する。設置する燃料タンクは2000リットル規模の二重殻タンクとなる。

自家発電機の増強は、県央水質浄化センターと県央流域玉村北ポンプ場で着手済みとなっている。今後、桐生や西邑楽など他の全てのセンターでも停電時の連続運転72時間化を目指しており、今後順次対応していく方針としている。

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