太田市は旧学校教育センター(下浜田町1088-2)の解体工事を計画しており、年度内の一般競争入札公告に向けて準備を進めている。年内に公告されるかどうかについては不透明。解体工事は当初予算で工事費1億4773万円を計上している。解体後は、東部水道企業団の太田本所の建て替え場所として活用する。
同工事は1日入札で公告されていたが、設計内容を変更する必要が生じたために中止となっている。
同センターは1973年に建設されたRC造3階建て地下1階、延べ床面積2641・43㎡の施設。解体後の敷地面積は約6600㎡となる。工期は約4カ月を見込んでいる。
同センター解体後は、建て替えを予定している東部水道企業団の太田本所建設場所として活用する。現在、設計業者を公募型プロポーザルにより選定しているところ。結果通知は9月下旬を見込む。今後のスケジュールは2023~24年度に設計業務を行い25年度に工事着手、2カ年での完了を目指している。建て替えに向けては、23年度当初予算で5カ年継続費として19億4000万円を設定した。
継続費は太田本所庁舎建設事業として計画。内訳は◇23年度=3000万円◇24年度=8億200万円◇25年度=3億6000万円◇26年度=6億3000万円◇27年度=1億1800万円-。事業費の内訳については設計業務費1・4億円、工事費17・1億円、既存庁舎解体工事費9000万円、移転費用3000万円などとしている。
庁舎整備は水道庁舎としての機能面、将来の維持管理コストなどを検討。基本方針を踏まえて◇防災拠点機能◇窓口サービス機能◇ユニバーサルデザイン◇事務・執務機能(車庫・倉庫・会議室等含む)◇福利厚生機能◇防犯セキュリティ機能◇環境負荷低減◇駐車場・駐輪場機能◇その他の機能-を想定しており、これから詳細を詰める。構造や階数などは現段階で未定としているが、延べ床面積は約3000㎡となる。
基本計画策定業務は高橋建築設計事務所(前橋市)がまとめ、用地測量については神岡測量(太田市)が担当して実施した。