宇都宮市は、都市計画道路4路線6カ所の整備を推進。4車線化の3・4・106号塙田平出線は地元説明会と用地測量の発注を予定。3・3・105号産業通りは大和工区で用地取得に向けた物件調査を委託。陽東Ⅰ工区は埋設物や支障物などの移設工事を実施。陽東Ⅱ工区は事業認可に向けた準備を進めていく。3・4・102号宇都宮日光線一条工区は電線共同溝工と道路改良工を実施。3・4・112号鶴田宝木線は残り区間の用地取得を進める。今年度当初予算には計7億1424万円を計上した。
塙田平出線(本町~昭和1丁目)は西側で施行中の小幡・清住土地区画整理事業地内から東へ連続する約300m区間を現行幅員19・5mから26mに拡幅する計画。幅員構成は車道3・25×4、路肩1・5m×2、両側歩道5m。全体事業費は27・6億円。
今年度事業費は3000万円。昨年度に事業認可を取得し、道路詳細設計を富貴沢建設コンサルタンツに委託。設計業務完了後に地元説明会を開き、用地測量を発注する予定。
産業通り大和工区(陽南3丁目、八千代1丁目ほか)は交通量の多い2車線道路を4車線化。計画延長約813m、計画幅員25~34・5m。幅員構成は車道3・25×4、中央分離帯2m、路肩1・5m×2、両側歩道3・5m。全体事業費は36・5億円。
今年度事業費は1億3000万円。昨年度に事業認可され、用地測量を東洋測量設計、協和測量設計、公共用地補償研究所にそれぞれ委託。今年度は物件調査を委託する見込み。道路詳細設計は富貴沢建設コンサルタンツが担当した。
産業通り陽東Ⅰ工区(東峰町~陽東3丁目)は、国道123号との交差部から北側約540mを拡幅。計画幅員25~34・5m。幅員構成は車道3・25m×4、右折レーン3m、中央分離帯1m、路肩1・5m×2、両側歩道2・5m。全体事業費は23・8億円。
今年度は道路改良工事費に1・5億円を計上。路線東側の拡幅に向け、埋設物や支障物の移設工事を実施する。用地取得の進捗状況を見ながら慎重に工事を進めていく方針。
産業通り陽東Ⅱ工区は南側陽東Ⅰ工区からLRT交差部が東西を横断する鬼怒通りを北進した柳田街道までの約720m区間が対象。早期の事業認可取得に向け準備を進めている。
宇都宮日光線一条工区(新町1丁目~大寛2丁目)は現道拡幅と併せて無電柱化を実施。延長696m、幅員18~19・5m。幅員構成は車道3・25m×2、路肩1・5m×2、両側歩道4・25m。全体事業費44・2億円。
今年度事業費は1億8000万円。北側で電線共同溝約250m、道路改良約280mの工事を実施予定で電線引き込み線の工事を東京電力パワーグリッドやNTTインフラネットの電線管理者に委託する見込み。水道管、下水道管の工事を伴う道路改築は用地取得の進捗状況を見極めながら進める方針。
鶴田宝木線(西川田町~鶴田町)は鶴田駅から主要地方道宇都宮楡木線までの1225m区間を幅員18~21mに拡幅。幅員構成は車道3m×2、路肩1・5m×2、両側歩道4・5m。全体事業費は32・9億円。
今年度事業費は200万円。現在、残区間約300mの用地交渉中で物件調査1件を実施する予定。用地取得次第、工事に入る。