県安中土木事務所は、安中市松井田町横川地先の碓氷川に整備されている砂防堰堤の補修工事について、月内に指名通知する。工種は土木一式工事で、工事期間は約6カ月を予定している。
同堰堤は麻苧のつり橋下流約300m地点に位置する。堤長39m、堤高8mの石積砂防堰堤で、昭和20年代に築造された。
全体工事概要は◇補強コンクリート工=延長37・1m、高さ10・4m、コンクリートボリューム1050立方m◇残存化粧型枠工=約420㎡◇工事用道路工=延長426m、幅員4m、盛り土量1200立方m-。補強コンクリート工1050立方mの内訳は腹付コンクリート工が約870立方m、袖補強コンクリート工は約180立方mとなる。
今回は右岸側で高さ8m、コンクリートボリューム約68立方mの袖補強コンクリート工と工事用道路工を施工する。腹付コンクリート工などは2024年度以降に行う。
同碓氷川、霧積川、入山川の3河川合流部にあり、横川の市街地にも近く、損傷した場合の影響が大きいため堰堤を補修する。
補修設計は技研コンサル(前橋市)が手掛けた。