水資源機構群馬用水総合事務所が所管する利根川サイホン併設水路工事の安全祈願祭とシールドマシン「もぐりん」の発進式が8日、工事現場となる子持村上白井で開催された。
今回の工事は、利根川をはじめ、JR上越線等の下をシールドマシンを用いて掘削するもので、シールドマシンの外径は、2・48mで仕上がり内径は1・6m。シールドマシンの愛称「もぐりん」は、地元子持村立上白井小学校の児童によって命名された。
発進式では、発注者を代表して同事務所の坂野一平所長、来賓として子持村の阿久津貞司村長、赤城村の永井良一村長、群馬用水土地改良区の大林喬任理事長、施工者を代表して佐伯建設工業の寺本良彦東京支店長があいさつ、工事の完成と無事故での工事完了を祈った。
その後、阿久津村長、永井村長、大林理事長、坂野所長、寺本支店長によりシールド機発進スイッチ押釦式が行われ、全員一斉にボタンを押すと「もぐりん」が力強く動き出した。また、会場では、事前にビデオ撮影された、上白井小学校の児童による「もぐりん」の紹介の様子なども流された。
今回の工事では、発進地点から20度以上の角度で掘り下げながら出発するのが特徴的で、泥土圧式シールド工法により414・4mを掘り進んでいく。