県は、リニア見学センターの改修を本年度に進める。館内に備わるエレベーターや、リニア中央新幹線が整備された様子をわかりやすく紹介するジオラマの改修も行う。改修は観光でにぎわう時期を避けて進める方向。6月の補正予算には事業費として9768万9000円が計上されている。
都留市小形山2381にある県立の観光施設において、来館者の満足度向上と誘客促進を図るため、エレベーターやジオラマを改修することになった。
このうちのエレベーターの改修については、「わくわくやまなし館」の内部に備わっている1台を対象に進める。
同館は1997年2月に新築して以降、今年で26年が経過する。経年による老朽化が見られることから、安全性や既存の状況を把握するなどして、更新または改修といった方向性を検討した後、工事に入る見通しとしている。
一方、館内に展示されているジオラマは、経年による破損や老朽化が進んでいることから更新するもの。更新は、業務委託によって進める方向だ。
改修はともに、来館者を考慮して観光シーズンが終わるころを見て進めていく考えだ。いずれも本年度内で改修を完了させる。